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浮動小数点変数の固定小数点化ツール、FP-Fixer
バージョン3.0の機能強化内容


C言語記述の小数点変数の固定小数点化ツール「FP-Fixer」をバージョン3.0に更改しました。 FP-Fixerは、
C言語アルゴリズムにおける浮動小数点変数のビット幅を解析し、自動で固定小数点変数へ変換します。
これまでFP-Fixerは通信処理や画像処理などで約40本を販売した実績があります。
今回、バージョン3.0では大規模データ対応に向けた高速化を中心に、主に次の5つの強化を行いました。


1. 入力テストデータを圧縮するオプション機能を用意しました。
   各変数のビット幅に影響するデータを抽出する際に、独自に開発した丸めを考慮した
   テスト・データ解析技術を適用して、最大で入力データを数十分の一に圧縮できるよ
   うにしました。
   実際の動画処理の3つのデータにこの機能を適用したところ、それぞれ1/3, 1/5, 1/8,
   に圧縮されました。 尚、この機能は今後、さらに改版される予定です。


2. ビット幅解析を演算器等のビット数に合わせて行えるようにしました。
   例えば、3ビットの変数は4ビットとして解析されても問題は起きないので、こうした
   条件を利用してビット幅解析の時間を短縮します。 ASICやFPGAへの実装を想定
   した場合、
   例えば、4,8,12,16,20,24,28,32でのビット幅解析を行うと、従来の詳細な
   ビット幅解析よりも約1/10の時間で処理できるというデータがあります。
   ソフトウエアの場合は、型(例えば、shortは16ビット、intは32ビット、long longは64ビット)
   に合わせたビット解析を行うことが出来ます。


3. エラーを起こす演算の特定を支援する機能を追加しました。
   これまでは、どの変数がエラーを起こすかは分かりましたが、演算位置は特定できて
   いませんでした。 今回の改善でエラーが発生する可能性のある演算位置をレポート
   する機能を追加しました。


4. 小数点部のみのデータの扱いを改善しました。
   この機能は値の出現位置から最大ビット幅以内の解析が可能になりました。 例え
   ば、0.00000001101・・・ならば、先頭の0の7ビットを無視して、8ビット(仮数)以
   降からの値と小数点位置から仮数まで位置を同時管理し、精度の高いビット解析を
   行うことを可能にしました。


5. 浮動小数点と固定小数点の混在解析を可能にしました。
   この機能では、特定の変数のみを浮動小数点で解析する機能と特定の関数は浮動
   小数点のまま解析する機能を用意しました。
   これらの機能により詳細な処理だけを浮動小数点で実行し、そのほかは固定小数点
   で行うといった設計に対応しやすくなりました。


また、今回のバージョンアップから以下のような製品構成となります。

   ・FP-Fixer Professional (フル機能版、ソフトウエア及びハードウエア設計向け)
   ・
FP-Fixer Express for SW (ソフトウエア設計向け機能限定製品)
   ・
FP-Fixer Express for HW (ハードウエア設計向け機能限定製品)

尚、FP-Fixer Express版には、入力テストデータの圧縮機能は含まれておりません。

以上





FP-FixerVr.3.0紹介

FP-Fixer
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